パンナムジョン

morisakikazuo2005-01-25

この日記のタイトルにある「8090」はMorris.個人的思い入れで、韓国歌謡黄金期を80年代後期から90年前期と決め付けての命名だが、どうしても女性歌手中心になってしまいがちである。
たまには、男性歌手を取り上げようと思った。あの頃の男性歌手といえば、イスンチョル、ピョンジンソプ、そして歌って踊れる「韓国のトシちゃん」ことパンナムジョンである。
パンナムジョンは、66年4月16日生、86年にハイアットホテルで開かれたダンス大会で金賞を受賞した後、MBCの合唱団に入り、88年に「ア、パラミヤ--あ、風よ」でレコードデビュー、男性ダンス歌手の第一人者となる。
実は当時はMorris.は、どちらかというとパンナムジョンはそれほど評価してなかった。もちろん、イジヨン、キムワンソン、ヤンスギョンなどの女性歌手に目が行ってたこともあるが、男性歌手なら、イスンチョルが一番だと思ってたし、トシちゃんのイメージが、マイナス効果だったのかもしれない。
最近になって、彼のナンバーをノレバンで良く歌うようになり、今さらながら、見直してしまった。歌って気持ちのいい曲が多いのだ。
ヒット曲は「ノルグリミョ--君を慕って」「サランエプルシチャク--愛の不時着」「アンニョンネサラン--さよなら我が愛」「ヨインイヨ--女よ」あたりだろう。
当時は日本と同じで、歌謡ベスト10番組は、演歌、歌謡曲、ポップス入り混じりですごく楽しかったし、「若者の行進」という、若手歌手中心のバラエティ歌謡番組があって、トシちゃん、じゃなかった、パンナムジョンはこれらの番組の常連だった。
Morris.はこれらの番組のビデオを何本か見る機会があったが、その中で、パンナムジョンが歌った「モルリボイネ--遠くに見えるね」という曲にはちょっと衝撃を受けた。これは韓国歌謡曲の中でラップが登場した最初ではないだろうか。ソテジワアイドルがデビューする数年前の話である。あまりヒットしなかったから、知ってる人も少ないだろうが、Morris.は密かにこれをノレバンで歌いたいと思っているのだが、これが入ってるノレバンはまだ今のところ見つけられずにいる(^^;)