ミンヘギョン

morisakikazuo2004-10-28

88年、初めての韓国旅行の後、神戸学生青年センターの朝鮮語講座で韓国語学び始めたばかりの頃(矛盾しているようだがしかたがない)授業の中で、韓国歌謡を数曲聞かせてもらった。その中で、一番印象的だったのがミンヘギョンの「クデヌンインヒョンガッチウッコイッチマン-あなたは人形みたいに笑ってるけど」という、アップテンポのポップソングだった。
彼女は62年生まれ、80年アルバムデビュー。83年にはキムヒョンジュンとのデュエット曲「ネマウムタンシンギョトゥロ--私の心はあなたのそばに」をヒットさせたが、歌詞に問題ありということで活動禁止になった。
この曲は、日本では「流されて」というタイトルで日本語の歌詞もつけられてそこそこ流行っていたのでMorris.も知っていた。
そのこともあってか、日本で活動するべく韓国のヒット曲を日本語で歌って日本デビューしたものの、いまいちだったようだ。
そうして、87年に「クデヌンインヒョンチョロム---」をヒットさせたのを皮切りに、「クデモスブンチャンミ--あなたの姿は薔薇」(88)、「チョンデンマルルソヤハルジパンマルロヘギヘヤハルジ--丁寧語じゃなくてタメ口で話してよ](89)とヒットを続け、90年の「ポゴシップンオルグル--会いたい顔」というラテンリズムの名曲で頂点を極めた。その後も「ミニスカート」「マスカラ」などコンスタントにヒットを出したが、結婚を機に一時芸能界から身を引いた。
あの頃友達のワダノリさんが、彼女に夢中で、ニフティの韓国歌謡愛好グループ光化荘(韓ポ=韓国ポピュラー音楽学会)の機関紙に「ミネ吉」というペンネームで記事を書いていたことなど、懐かしく思い出した。
そうしてしばらくの空白期間をおいた2002年に突然カンバックのニュースが入り、ベスト盤と2枚組の新作アルバム「Rose」をリリースした。
Morris.はこれを光州のハンナちゃんからお土産にもらったが、ベスト盤はともかく、新作は2回聞いたくらいで後はほったらかしになっていた。
先週の「開かれた音楽会」でトップに彼女が出演した。やっぱり綺麗だし、歌も踊りも健在、という感じだった。

「オヌソニョエサランイヤギ」のビデオ