チュヒョンミ

morisakikazuo2005-09-17

長いこと、この日記サボってて、とりあえず再開も、KBS特別企画番組韓国国民歌手10人のシリーズに乗っかって、10回分はこれで行こうと思ってたMorris.だが、突然、強烈なチュヒョンミファンである、ケーシーさんという方の「日韓歌謡架橋」というサイト↓を知り、http://casey.web.infoseek.co.jp/enka_001.htm
さっそくあちらの掲示板で挨拶しよう、どうせなら、この日記のチュヒョンミの紹介記事でも見てもらう方が早い、と過去の日記見返したのだけど、これまでに、チュヒョンミを取り上げてなかったことに気がついた(^^;)

何てこったい(@ @)である。「泥棒を捕まえて縄を綯う」ではないが、今日あわててチュヒョンミの記事をアップしてから、改めて挨拶に伺うことに決めたのだった。

チュヒョンミといえば、韓国トロット界の女王的存在で、もちろんMorris.も韓国に通い始めた頃以来のファンで、ノレバンでの彼女のレパートリーも10曲はあるくらいだから、とっくに紹介してると思い込んでたのだった。

言い訳はこのくらいにして、まずは1987年発行の「韓国歌謡現在形」(友野康海著)から引用しておこう。

チュヒョンミ(주현미)
美顔と美声---天に二物を与えられた若手のホープは演歌街道を着実に歩む。必要以上の絶唱を避けたここちよい節まわしが、とかく熱っぽい韓国演歌に新しい涼域を築いている。ステップバイステップ、ふだん着で歩み続けるチュヒョンミのさわやかさに、行きかう人々はふと立ちどまってふりかえる。
84年、ノンストップメドレー集(サンサンパーティ)が好評
85年、南国人作曲の「雨降る永東橋」でシングルデビュー(以下略)

デビュー当時の雰囲気が伝わってくる紹介ぶりだが、88年に結婚、すでにデビューから20年経ったが、いまだに彼女を超える女性トロット歌手は韓国に出現していないと言えるのではなかろうか。
Morris.の個人的ベスト5は

  • トマンナネヨ 92
  • シンサドンクサラム 86
  • オジェガットゥンイビョル 89
  • チャクサラン 89
  • チャムカンマン 90
  • ヌンムレブルース 86

といったところになるだろうか。ややオールドウエーブというか、新曲を知らない弱みはあるが、やっぱりリアルタイムで親しんだものほど、印象深いわけだ。

8月の東京ノレチャランに出場したときも「トマンナネ、トマンナンネ、ヤソッカン ソンヘシー!!」という前振りで登場したくらいだもんね(^^;)

ところでチュヒョンミは日本でも音盤を出している。
1993年4月12日BGMビクターから発売の「チュウ ヒョンミ vol.1 BVCH-602」で、12曲(+カラオケ2曲)が収められていて、日本での新作と韓国曲(日本語+韓国語)が交互に並んでいる。1曲目の「悲しみがあるうちに」と3曲目の「紅海峡」あたりが、押しの曲だったのだろうが、いまいち日本での知名度は上がらなかった。中途半端だもんなあ(^^;)

手元にもう一枚同じビクターから93年12月1日付で出された「韓国演歌16選 愛・涙・叫び●チュウ ヒョンミ BVCH-710」がある(写真)が、Morris.の持ってるのは見本盤である。彼女のオリジナル3曲と韓国演歌の定番13曲が収められている。こちらはすべて日本語+韓国語である。三宮の中古レコード店で手に入れたと思うが、これもあまり注目されなかったようだ。
77年に李成愛が出した「演歌の源流」をそのまま踏襲した形で、チュヒョンミを売り出そうとした日本の関係者の見識の無さを露呈してるようでもある。でも、まあ、Morris.は結構これ愛聴してたな(^^;)

先のケーシーさんのところには、5月に訪韓してディナーショーの報告記録↓
http://www.geocities.jp/hyontyoru/dc.html
まで発表されたヒョンチョルさんとか、韓国トロットファンというサイト↓
http://www.geocities.jp/uteomma/index.html
を作っているウテオンマさんなどつわものが揃っているし、掲示板には1,700以上の発言が記録されている。今後日本でのチュヒョンミ党ならびに韓国トロットファンの根城として強力な影響力を波及していくこと間違い無しであろう。Morris.も、時々覗いてみることにしたい。