ノレチャラン

morisakikazuo2004-11-15

KBS毎週日曜日のお昼の人気番組「チョングッノレチャラン」つまり日本でいう「全国のどじまん」である。
毎週全国各地を回って、地元の出演者が得意ののどを披露するという、日本ののどじまんとほとんど同じような番組である。
この番組の司会をやってる小柄なおじさんが、韓国では誰もが知ってるソンヘさん(写真)である。この番組は彼でもってるといってもいいくらいの存在感がある。出演者も大部分が歌よりパフォーマンスという感じだし、観客席のアジュマ連は例によって踊りまくってるし、ゲスト歌手も毎回5人くらい出るので、歌謡ショーとしても楽しめる。
Morris.はこの番組を見たいばかりにパーフェクTVを契約したくらいのものである。しかし最近はインターネットのアーカイブで見ることができるようになった。実にいい時代である(^o^)
日本では21世紀は2001年に始まるが、韓国では2000年をミレニアムと称して1999年大晦日の深夜に夜を徹しての21世紀開幕記念番組を実況放映した。その一環として大阪ABCホールで「チョングッノレチャラン大阪篇」という大胆な企画が催された。
日本人や在日韓国人が韓国の歌を韓国語で歌いまくるという企画で、先のミレニアム特別放送で一部実況中継されるほか、旧暦正月にはKBSで特別番組として流されるというもの。
ゲストにヘウニ、ナムジン、ペイロ、ナンタなど錚々たる面々が顔を揃えて、それだけでも値打ちものだったのに、何とMorris.はこの催しに出場してしまったのだった(^o^)結果は応援団のおかげもあって、見事人気賞にかがやいた\(^o^)/何だ自慢かい、と言われそうだが、そのとおりである(^^;)人気賞の金メダル(150gある)はモリス亭の家宝である。
閑話休題。とにかくこの韓国のどじまんの特徴は、出場者、観客のノリの良さにあるわけで、韓国の歌好き踊り好きの精神の発露の舞台として庶民にはものすごく親しまれている。したがって出演者もほとんどすべてが庶民階級である。
当然歌われるジャンルは圧倒的に演歌が多く、ゲストもすべて演歌歌手である。Morris.はこれまで100回くらいこの番組見てるが(^^;)演歌歌手以外見たことがない。
今日は先週と今週の2回分を連続で見てしまった(^^;)が、どちらも全羅南道の郡部で、これはきっと番組編集部隊がいちどきに済ましてしまった結果だろうと思う。
今週分では日本人女性二人組が出場していた。二人とも韓国人と結婚してこちらで暮らしているらしい。ちょっとびっくりしたのは二人が「こんにちわーっ」と挨拶して、司会のソンヘさんも、かたことの日本語をあやつって会話してたことだ。
これまでは、ほとんど日本語がこういった番組で流れることがなかっただけに、韓国の態度の変化の表われの一つと見ることができるかもしれない。